胃炎とは
原因は様々だが生活習慣が関係していることも多く、
- アルコールやコーヒーの飲み過ぎ
- タバコの吸い過ぎ
- 不規則な生活
などの胃への刺激がその一つです。
日常生活で受ける心理的なストレスや、手術など体に受けるストレスがきっかけとなって胃の粘膜が荒れることで、発症する場合もあります。
ピロリ菌への感染、寄生虫、青魚などのアレルギーがきっかけで炎症を起こし、症状が現れることも多いです。
他にはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬。抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬剤の総称)、ステロイド薬、抗菌薬といった薬を服用したことによる副作用が原因になることもあります。
アニサキス症(魚介類の中に住むアニサキスという寄生虫が胃や腸の壁に留まることで、突発的に腹痛を起こした状態)による発症も考えられます。
胃炎の原因とは
通常、消化に必要な胃酸と胃粘膜を守る胃粘液の分泌量はバランス良く保たれていますが、様々な原因で胃酸が過剰分泌したり、胃粘液の分泌量が減ったりすると、胃粘液が胃粘膜を守りきれず、胃炎を起こしてしまいます。
胃酸の過剰分泌の要因として、
- 睡眠不足などの生活の乱れ
- 暴飲暴食
- 喫煙、アルコール・カフェインなどの刺激物の摂取
などがあります。
一方、胃粘液の分泌を減少させる要因のひとつとしては、解熱鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬NSAIDs)の常用が挙げられます。
胃炎の症状とは
胃炎になると、
- 胃のあたりに不快感や痛み
- 胃のむかつきや嘔吐(時には吐血する場合もあり)
- 食欲不振になる
などの症状がでます。
胃炎の治療法とは
胃酸分泌抑制薬、胃粘膜保護薬、胃の運動機能改善薬などがあり、症状や進行状態に合わせて服用します。
市販薬にも効果的なものがありますが、定期的な検査を受けずにそうした市販薬を飲み続けるのは危険です。
まずは医師の適切な診断を受けてから薬を処方してもらう方が良いでしょう。