便秘とは
便秘とは、排便回数や便の量が少なく、排便が困難である状態を指します。
通常、一日に1回以上の排便があるとされていますが、個人差があるため一概には言えません。
便秘の症状は、排便間隔が長くなったり、排便が困難になったり、腹部膨満感や腹痛などが現れることがあります。
便秘は、日常生活の乱れや食生活の偏り、ストレスなどの影響を受けることが多く、加齢による腸の動きの低下や薬の副作用なども原因となることがあります。
また、病気が原因となることもありますので、症状が継続する場合には医師の診断を受けることが大切です。
便秘は、軽度なものであれば生活習慣の改善や運動、食生活の見直しなどで改善する場合があります。
しかし、症状が長引く場合には、下剤の使用や医師の指示に従った治療が必要となることがあります。
便秘の原因とは
便秘の原因は便意を我慢することを繰り返すことで直腸か大脳に伝わる刺激が弱くなることで便秘がちになることがあります。
また、水分や食物繊維が少ない食事や環境の変化によるストレスなどの影響で便秘を引き起こします。
ときには過敏性大腸炎や大腸がん、腸の癒着などが原因でおこる可能性もあります。
便に血が混じるなどみられた時は医師の診察を受けましょう。
便秘の症状とは
便秘になると自律神経のはたらきが悪くなり、全身の血行が悪くなります。
血行が悪くなると、肌のハリやツヤがなくなって、肌荒れなどの肌トラブルが起こりやすくなります。
また、腸内に悪玉菌が増えることで腹部の膨張感や食欲不振、吐き気などの症状があらわれます。
症状が悪化すると、血行が悪くなり、肩こりや腰痛など全身にも症状が広がります。
便秘の治療法とは
便秘の治療法は主に2つあり、規則正しい生活をすることと、
お薬による治療です。
規則正しい生活をすること
規則正しい生活を送ることで自律神経が整い、正常な排便につながります。
食生活の改善
1日3食を規則正しく食べることで腸の活動が活発になります。
また、乳酸菌や食物繊維を摂ることも便秘の方には効果があります。
適度な運動
適度な運動を行うことで、腸の動きが促されます。
運動が難しい方は、お腹のマッサージを行うことでも同様の効果を得られます。
便意を我慢しない
排便を我慢しすぎると、便秘症が悪化しやすくなるため、便意を感じた時には我慢せずすぐにトイレに行くようにしましょう。
お薬による治療
薬の種類は大きく分けて2つあります。
便を柔らかくすることで排便を促す薬と腸のぜん動を促して排便を促す薬があります。
基本は便を柔らかくする薬を毎日服用し、1日2回ぐらい普通便が出るように調整します。
この薬を飲んでも改善されない場合は腸のぜん動運動を促す薬を飲むことで症状を改善します。